トミーの夕陽

2018/1/5 12:48 投稿者:  manager3

鶴島 緋沙子  (著)
240ページ
ISBN-10: 4806803979
ISBN-13: 978-4806803973
発売日: 1997/04/25

 

鶴島 緋沙子(つるしま ひさこ)

1934年生まれ

1971年、大阪文学学校

1985年〜91年、瀬戸内寂聴嵯峨野塾

1992年〜96年、同人誌「かるら」主宰

 

「トミーの夕陽」が映画になった! 山田洋次監督作品「学校Ⅲ」の原作。澄みきった秋空のような、気持ちのよい明るさと透明な悲しさ─「トミーの夕陽」の不思議は魅力が、ぼくをとりこにした。山田洋次

 

「もちろん、これは小説で、現実はもっともっと残酷で、悲惨なことの繰り返しがあった筈である。作者はそれをここまで心うるおう限りなく優しさにみちた作品に仕立てあげたのだ。この作品は濃い涙のインクで書かれている分、読者に限りない癒しを与えてくれる。何の悲しみにも不幸にも無縁で生きている人は、今の世にはいない筈だ。その人たちが偶然にもこの作品にめぐりあって、思いがけないあたたかさ、優しさに包まれ、傷ついた心を癒されることを想像する時、私の瞼は思わず熱くなってくる。」(心潤う癒しの小説  瀬戸内寂聴)より

 

目次

きんきんきらきら 高城修三

 

花火

劇団「ブラカマン」スタート

誰も知らない夏

トンネル

トミーの夕陽

風の家

 

心潤う癒しの小説 瀬戸内寂聴