ウクライナ2014〜2022

2023/2/17 13:19 投稿者:  kanri2

書名:ウクライナ2014~2022 大ロシア主義と戦うウクライナとロシア・ベラルーシの人々

編訳:国際問題研究会

A5並製/400頁

定価4000円+税

ISBN-13:9784806807650

発売日:2023年3月8日

 

はじめにより-------------------

ウクライナの自決と人民主権を守るために戦いと抵抗を続けるウクライナの人々を無条件に支援し、連帯することこそが、全世界的に台頭してきている極右とファシスト勢力による世界支配と新たな戦争への道を阻止する立場である。

本書は、第一部「全世界の労働者民衆はロシア軍のウクライナ侵略を許さない」、第二部「マイダン革命、クリミア併合、ドンバス内戦、ゼレンスキーの登場」の二部立てとした。

 

おもな内容

はじめに 3 

第一部 全世界の労働者民衆はロシア軍のウクライナ侵略を許さない......... 13 

ウクライナの抵抗への支援およびロシア反対勢力との連帯を!  第四インターナショナル執行ビューロー  14 

1 ウクライナ 抵抗の最前線から............................................................ 19 

侵略前夜 ウクライナの多様性と民族自決権  ヴォロディミール・イシュチェンコ 19 

 プーチンの侵攻を直ちに止めよ ウクライナ社会主義者からの訴えソツィアルニィ・ルフ(社会運動)   25 

キエフからの手紙  どのような連帯を求めているのか  タラス・ビロウス  26 

ウクライナの気候運動団体からの公開書簡  31 

ウクライナでの戦争に際しての欧州左翼のジレンマ  ダリア・サブロワ  33 

共同声明 ロシア帝国主義との対決を  ソツィアルニィ・ルフ(社会運動)、ロシア社会主義運動 39 

 武器を持つ権利  抵抗するウクライナから  ザハール・ポポビッチ  43 

 フランス連帯労組 救援輸送隊の訴え ソリデール(連帯労組連合)国際部(仏)  49 

  救援物資を届けた労働者の国際連帯  50

  ウクライナ人社会主義者として抵抗する タラス・ビロウス  53 

2 ロシア 国内の反戦抵抗と弾圧............................................................ 59 

ロシア帝国主義反対  ウクライナから手を引け  ロシア社会主義運動  59 

ウクライナ侵攻をロシア人はどう解釈するか  イリヤ・ブドレイツキス  60 

侵略初日のモスクワにて  アレクセイ・サクニン  63 

ウクライナとの戦争に反対する ロシアの科学者と科学ジャーナリストたちの公開書簡  67 

戦争に反対する学生たちのアピール  68 

プーチン政権の破綻は不可避だが時間が必要  イリヤ・ブドレイツキス  70 

管理された民主主義から服従強要と指令の体制へ  イリヤ・ブドレイツキス  71

ロシア共産党の躍進と新しい課題  ミハイル・ロバノフに聞く イリヤ・ブドレイツキス  74 

3 ベラルーシ  独裁政権の参戦を阻む労働者の闘い.................................... 82 

声明  ベラルーシ民主労働組合会議から親愛なるウクライナの人びとへ  ベラルーシ民主労働組合会議 82 

 行動する鉄道労働者の鉄道サボタージュ  パトリック・ル・トレオンダ  83 

逮捕された「鉄道パルチザン」を国際連帯の力で死刑から守れ サイモン・ピラニ 85 

 革命の「熱い春」に向けて  パヴェル・カタルチェウスキ  88 

移民問題  ベラルーシとポーランドの国境で  マルタ・ゴルツィンスカ  93 

4 フェミニストたちの闘い..................................................................... 98 

ロシアのフェミニストは街頭に出ている  フェミニスト反戦レジスタンス  98 

「戦争に反対するフェミニスト宣言」に関するコメント カトリーヌ・サマリー  100 

共に学ぶ連帯感  ロシアの抵抗する女性たちへのインタビュー  アナスタシア・ヴォスタヴシャヤ、マリー 103 

ウクライナ難民を支えるのは誰か  不可視化されるボランティア  ダリア・クリヴォノス  111 

ウクライナの抵抗は女性の顔をしている ディック・ニコルズ/ビクトリア・ピウル  115  

抵抗する権利: ウクライナ・フェミニストのマニフェスト フェミニスト・イニシアティブ・グループ  123 

5 世界からの抗議と連帯、われわれのとるべき立場.................................... 126 

プーチンはウクライナ侵攻をやめろ!  ロシア軍はウクライナから撤退せよ 高松竜二 126 

 ウクライナの自決権を!  ミンダナオの平和・社会正義・人権擁護団体による声明  137 

ロシアのウクライナ侵略戦争に関する香港の大学生の声明  138 

ロシアのウクライナ侵攻に対する私たちの姿勢 中 国学者有志の声明  141 

戦いの後の風景はない  サパティスタ第 6 委員会  142 

ロシア軍のウクライナ軍事侵攻に関するチェチェン連絡会議声明  144 

古くさい頭を切り替えろ!  ロアン・ケアリー(米国)  148 

ゼレンスキー大統領、あなたのイスラエル支持は不名誉だ アサド・ガーネム 152 

 なぜウクライナの債務を帳消しにしなければならないのか  エリック・トゥーサン  154 

ウクライナ戦争に関する反帝国主義者の基本的立場について  ジルベール・アシュカル 159 

 帝国主義の侵略に抵抗するウクライナ民衆への支援を ジルベール・アシュカル 162  

ウクライナの抵抗を支援し、化石資本を無力化しよう  166 

和平交渉の展望に関する左派の見解  デニス・ボンダール / ザハール・ポポビッチ 176 

 第二部 マイダン革命、クリミア併合、ドンバス内戦、ゼレンスキーの登場... ... 183 

ウクライナについての疑問に答える  ダリア・サブロワ  184 

1 マイダン蜂起とドンバス内戦に関する第四インターナショナルの三つの決議... ......... 200 

マイダン民衆蜂起とヤヌコヴィッチ大統領の逃亡  右翼民族主義的潮流に抗し、民主的左翼の社会的闘争を  200 

マイダンの弱点と限界  ロシアの併合を許さず、新自由主義と対決し、社会的権利の防衛を  202 

ドンバス内戦とミンスク停戦合意  民衆の社会的要求と社会主義ヨーロッパを実現しよう  211 

2 マイダンの意義と矛盾 左翼の奮闘、極右の積極的関与........................... 216 

マイダン蜂起は民主主義を求めた  ザハール・ポポビッチ  216

社会変革のための 10 項目のプラン  左翼反政権派コレクティブ  219

ソ連邦崩壊からマイダンまで  ヴォロディミール・イシュチェンコ  224 

マイダンと反マイダンの狭間で揺れるウクライナの左翼  アレクサンドル・ヴォルダルスキー 239  

マイダンのフェミニスト防衛隊と左翼組織の統一への動き  ニーナ・ポタルスカ  244 

マイダンの意義と矛盾(1)ウクライナ人の真の敵とは ヴォロディミール・イシュチェンコ 251 

マイダンの意義と矛盾(2)「民衆の春」がヨーロッパにも押し寄せた  ズビグニエフ・マルチン・コヴァレフスキ 260 

  3 クリミア併合とドンバス内戦の始まり................................................... 267 

ウクライナとの戦争に反対する!  ロシア社会主義運動 中央委員会  267 

プーチンのクリミア併合は帝国主義的侵略  オープンレフト(ロシア)  268 

ロシアの軍事侵攻を許すな オリガルヒと排外主義者の政府にも反対  左翼反対派(ウクライナ)  271 

モスクワ反戦デモに五万人 ウクライナへの介入反対! イリヤ・ブドレツキス 274

クリミア併合とポロシェンコ大統領の選出  ヴォロディミール・イシュチェンコ  275 

4 オデッサの虐殺と鉱山労働組合の闘い................................................... 285 

オデッサ事件 労働者の団結で民族排外主義と戦争を阻止しよう 左翼反対派(ウクライナ)  285 

平和に向けた民衆的圧力を クリヴィー・リフ鉱山労働者からのアピール  289 

西ドンバスの鉱山労働者リーダーに聞く ミック・アントニウ  291 

5 混迷するドンバス内戦と国際主義左翼................................................... 295 

ドンバス内戦:命を守る、非ナチ化、ゼネスト 左翼反対派(ウクライナ)  295 

ウクライナ共産党追放の可能性  民主主義と左翼への影響  ヴォロディミール・イシュチェンコ 300 

 エスカレートする戦争の経済学と政治学  マルコ・ボイソン  303 

ウクライナの左翼活動家が新党に結集  ソツィアルニィ・ルフ(社会運動)  309 

ボーダー(辺境)ランドからブラッド(流血)ランドへ タチアナ・ジュルジェンコ 311                        

ドンバス鉱山労働者組合の指導者の暗殺 ウクライナ・ソリダリティ・キャンペーン  326  

6 最高ラーダ(国会)の選挙.................................................................. 328 

オリガルヒの帰還  10 月の国会議員選挙について マルコ・ボイソン  328 

ウクライナ総選挙に関する分析  ヴィンセント・プレスミー  337 

7 プーチン ロシア帝国主義.................................................................. 341 

ロシア野党指導者ボリス・ネムツォフの殺害  オープンレフト(ロシア)  341 

ロシアは違うタイプの帝国主義である  イリヤ・ブドレツキス  342 

過去と現在の帝国主義 プーチン、ウクライナ戦争、極右  ジャン・バトゥー  352 

8 ミンスク合意の後で........................................................................... 360 

平和と戦争の狭間で クリスチャン・カズン、オレナ・ヴァラキナ 360 

新自由主義、債務、労働者の抵抗 キエフ国際カンファレンス デニス・ピラシュ、ヴィダリー・ドゥディン  363 

マイダンとその後の東部の戦争被災者への支援  ニーナ・ポタルスカ  370
9 ゼレンスキーの登場(2019 ) ......................................................... 379 

大統領選挙 代議制の危機とオリガルヒ支配の再配置 ユリア・ユルチェンコ 379 

ウクライナの平和のための組織化 ニーナ・ポタルスカへのインタビュー  386 

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