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依存からの脱出―欲求を形にするゲシュタルトワーク
原田 成志 (著)
176ページ
ISBN-10: 4806805769
ISBN-13: 978-4806805762
発売日: 2008/4/25
1500円+税
著者
原田 成志(はらだ せいし)
1962年東京生まれ。ゲシュタルトセラピスト。
リッキー・リヴィングストンに師事し、ゲシュタルトセラピー、アートセラピーを学ぶ。東京ゲシュタルト研究所トレーニングコース終了。
1993〜95年、清泉女子大学ラファエラアカデミア講師。2000〜02年、東京都教育研究所アドヴァイザリースタッフ。2006年、The Association for the Advancement of Gestalt Therapy(AAGT)の世界会議(バンクーバー大会)で、日本人初のレクチャーとワークショップを行い、「卓越した技術と一貫性、完全に成功したワークショップ」との絶賛をカール・ホッジス氏(元ニューヨークゲシュタルト研究所所長)より受ける。2007年、ギリシャ・スペツェス島でのゲシュタルトセラピー・リーダーズ会議(Leader’s Conference)に参加。2008年の「AAGT マンチェスター大会」企画委員。
AAGT会員、日本精神衛生会会員。
人間の心とは、次々と起きてくる欲求を形にする「機能」であり、自分が何をしたいのかがはっきりすれば、そこには選択があり、挑戦があり、結果があり、満足感がある。 これと反対に、自分のほしいものをはっきりと形にできないと、フラストレーションと虚しさ、無意味な感じ、抑うつ、生き生きした興奮の欠如などを感じることになる。 自分の欲求を形にするのを妨害しているものに気づき、それを再び自分の中に統合することで、心は、次々と欲求を実現するダイナミックな力を取り戻す。 この本の中のワークは心の自然な力を取り戻すことを目的としている。(はじめにより)
目次
はじめに……………3
Ⅰ自分の救い方…………………………………………………………………9
いい子 10/もういいよ 12/不安 13/物になりたい 15/頂戴 17/誰の声 18/自尊心 20/いつも何かと 22/濡れタオル 24/無意味 26/壁になりたい 28/いい方法 31/誰のため 33/開け方が分からない 34/面倒 36/将来どうするの 37/感じない 39/自分の中の戦争 40/ギリギリ 42/無表情 44/人に会いたくない 45/縮みあがる 47/自分を責める 49/罪悪感 51/怒りの戦場 54/目立ちたがりの自分 56/小さい自分 58/切り離された自分 60/過食・暴力・ギャンブル 62/ジェラシー 65/孤独 67/反抗 70/権威主義 72
Ⅱ自分でできるワーク………………………………………………………75
どうしてもこのデートで彼(彼女)と仲良くなりたい 76/人と目を合わせるのが苦手⑴ 78/人と目を合わせるのが苦手⑵ 79/魅力的になりたい 80/人の言うなりの人生にサヨナラ 82/お金が足りないということ 84/引きこもっている君へ 86/心の傷の奥にあるもの 88/自尊心は自分で高める 90
Ⅲ心の中の暗く虚しい穴…………………………………………………93
コラム チックと子供の原初的思考………………………………………………111
Ⅳたとえば、パチンコのやめ方…………………………………………115
人生の敗北 118/深いつながり 121/怒り 124/目の前の自分 126/惨めで切ない自分 128/弱さを抱えた自分 130/自分に期待する 132/人生を賭ける 134/心の退屈感 136/復讐 138/停滞感 140/非現実的な感情 143/愛された記憶 145/人生の勝負 147/自分の物語 149/つながりをイメージする 151/本当の自分 153/報われない自分155/居場所がない 157/約束 159/支配と愛情 160/約束する能力 161/才能の使い方 163/現実に向きあう勇気 165/依存は逃避 167/ストレス 169/欲求不満の解消 171
あとがき……………172