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ネオ・トランプ革命の衝撃-アメリカン・デモクラシーの終焉 更新

書名:ネオ・トランプ革命の衝撃

サブ:アメリカン・デモクラシーの終焉

著者:半沢 隆実

46判並製/272頁

定価2000円+税

ISBN-13:9784806807810 C0031

発売日:2025年2月26日(予定)

 

「米国人はなぜトランプのような人物を大統領に選ぶのか」 彼が初当選した二〇一六年十一月以降、何度この質問をぶつけられたことだろう。 しごくまっとうで、そして難しい質問だ。本書はトランプに関わる「なぜ」を求め現場を右往左往した一人の記者の報告だ。多少の答えは見つかったと自負している。(あとがきより)

 

半沢隆実(はんざわ たかみ)
共同通信特別編集委員兼論説委員。1988年共同通信社入社。社会部、外信部 勤務、カイロ支局特派員、ロサンゼルス支局長、ロンドン支局長、20年~22 年ワシントン支局長。22年5月から現職。1962年、福島県会津若松市生ま れ。主な著書に「銃に恋して 武装するアメリカ市民」(集英社新書)「ノー ベル賞の舞台裏」(ちくま新書=共著)など。

 

序章
革命の幕開け/司法歪曲の第一歩/権力の白紙小切手/下からも国を変える/創造論を取 り戻せ/残る傷跡

第一章 共和党のカルト集団化   
勝敗分けた銃弾/早くも祝勝ムード

第二章 融合する政治と暴力   
殺人犯からアイドルへ/政治的暴力は善か悪か/不正には死を/トランプの私兵/危険な武装集団

第三章 復讐の政治   
政治の焼け野原/加担拒否で政治生命失う/大統領の要請拒否/武装して選挙監視/アメリカの市長から被告へ

第四章 陰謀論の濁流   
「議会へ」トランプの扇動/乗っ取られた保守の祭典/民主党は共産主義/民主党の蹉跌 /報復誓う/獄中ライブ/恩赦への期待/新興の陰謀論/ニュースの砂漠/忍び寄る極端な思想/議会襲った普通の市民

第五章 陰の主役は神
神に従って投票を/礼拝が政治集会に/内戦は近づいている/二元論、正義か悪魔か

第六章 増幅する憎しみ
嫌悪し、否定する/ギングリッチの革命/強まるヘイト/中絶が深める対立/議長宅襲撃 /コロナ対策は暴君の所業/相次ぐ暗殺計画

第七章 嘘と分裂
議員の大脱走/規制強化/摩訶不思議な制度/平等がもたらす不平等/ 「 直感 」 で認定拒否/チルドレン暴走/中絶と宇宙、党派対立の拡大

第八章 分断の小史
突き進む 「 お茶会 」 /南北戦争と黒人参政権/露骨な制限法案/変化する二大政党/〝敵〟 に弱い米国/六十年後の再来

第九章 政治とカネ
陰謀論と嘘、そしてカネ/銃撃は噓/闇のマネー、灰色のマネー/民主党も呑み込む/腐 敗を誘因/移り気な献金者/ホワイトハウスの錬金術

第十章 民意歪める内外の脅威   
ロシア要因/中国とドラゴンブリッジ/最強のロビー/神が与えた権利/最高裁に疑問/たかり判事

第十一章 世界に拡散する自国主義   
嘲られたアメリカン・デモクラシー/最低の数字/南米のトランプ/欧州でも制度疲労

第十二章 米国の別の顔   
揺るがぬトランプ支持/運命の出会い

最終章  
民主主義の仮死状態

あとがき

右派組織解説 

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