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トリガーポイント注射で治す腰痛膝痛 高ヒット

トリガーポイント注射で治す腰痛膝痛─なぜ整形外科医は整体・カイロを勧めないのか?

著者:小林 誠

224ページ
ISBN-10: 480680634X
ISBN-13: 978-4806806349
発売日: 2012/8/10

2200円+税

 

著者

小林 誠(こばやし まこと)
帝京大学医学部附属病院整形外科准教授 
1964年新潟市生まれ 
1983年新潟県立佐渡高等学校卒業 
1989年東京大学医学部医学科卒業 
1998年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了 
2008年より現職

 

トリガーポイント(圧痛点)を見つけて治療すれば、腰痛や膝痛に効果があることを、整形外科医が知ろうとしないことは、患者さんにとって不幸なこと。一方で、腰痛の背後に重大な病気が隠れているかもしれないのに、多くの患者さんが、無資格のまま放置されている整体・カイロに頼り切っている現状は、あまりにもリスキーです。医学部の教育にオステオパシー的な内容を採り入れることと、代替医療の資格制度を見直すことが急務となっています。

 

目次

序 章 整形外科医とは?—— 
私が整形外科医になった理由/整形外科の対象/手術がベストとは言えない Column 「整形外科」の名称の由来——    

第1章 整形外科の現状 整形外科で扱う骨折治療の実態——

骨折とヒビ/手術が必要な骨折と不要な骨折/あえて手術をする場合/インフォームド・コン セントの実態/インフォームド・コンセントの問題点/日本における骨折治療/整形外科医の 技量/器械屋さんの目と保険屋さんの目/自分の体は自分で守る

第2章 痛みの在り処 腰痛・膝痛に効くトリガーポイントブロック——
外来のほとんどは腰痛と膝痛/トリガーポイントと鍼治療/筋筋膜性疼痛/トラベル先生の教 科書/「凝り」と鍼/整形外科の教科書/非特異的腰痛/急性腰痛/慢性腰痛

第3章 代替医療の現状 無資格診療になっている整体、カイロプラクティック—— 補完・代替医療/代替医療法制化の経緯/試験のない手技/免許制の矛盾/カイロプラク ティック/整体/オステオパシー/現代のオステオパシー教育/日本のオステオパシー/按 摩・マッサージ・指圧/日本の資格とアメリカの資格/免許資格と無免許資格/柔道整復/理 学療法士 Column 柔道整復の歴史——    

第4章 手技療法を科学する 整形外科と手技療法の融合は可能か?—— 手技療法/手技療法の効果を評価/手技療法が認められにくい理由/原因不明の腰痛/手技療 法に不可欠な技量/EBM(根拠に基づく医療)の罠
第5章 腰痛を治す! ~症例から トリガーポイント注射による治療—— 腰痛・下肢痛について/筋筋膜性腰痛/圧痛は決まった場所にあった/整形外科か代替医療か /トリガーポイントの研究成果/トリガーポイント注射の効果/治療効果を知らない整形外科 医/慢性腰痛とトリガーポイント注射/発症後早期の腰痛とトリガーポイント注射

第6章 膝痛を治す! ~症例から トリガーポイント注射とその他の療法—— 筋筋膜性膝痛/離れたところに圧痛がある関連痛/ある国立大教授の膝治療の話/軟骨がすり 減っていても注射が効く/一般的な膝痛の診療/変形性膝関節症の治療/再び膝痛とトリガー ポイント注射/大学病院での膝痛診療/足底の痛み Column 議員質問と内閣答弁1...無許可医業類似行為について——     Column 議員質問と内閣答弁2...柔道整復師の業務について——

おわりに——

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