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書名:高校野球へようこそ-都立高校野球指導40年の記憶と実践
著者:宮本 秀樹(みやもと ひでき)
46判並製/304頁
定価1900円+税
ISBN-13:9784806807759
発売日:2024年8月20日
40年にわたる都立高野球部指導経験を持つ筆者が高校野球の過去と現在、そして未来を描く。野球部にはどんな選手達が集まり、彼らは何を求めているのか。監督は何にこだわって指導しているのか。理想のチームとはどんなチームか。高校野球のリアルを細部にこだわって書いた、高校野球に関係するすべての人必読の本。
宮本 秀樹(みやもと ひでき)
1957年、東京都生まれ。都立片倉高校野球部監督(部活動指導員)東京学芸大学附属高校時代は野球部で投手。77年、早稲田大学教育学部在学中に母校・学芸大付属高野球部の監督・コーチを務める。81年、同大卒業後社会科(世界史)の教員として、都立野津田高校へ。83〜86年、同校野球部監督。87年、都立東大和高校に異動、同年から92年まで同校野球部監督。97〜2007年、都立府中工で野球部監督。06年秋、東京都ベスト8に導く。2009〜都立片倉高校監督。12年西東京大会ベスト4、18年西東京大会ベスト8。
03年、東京都教育委員会部活動表彰。06年、文部科学大臣優秀教員(部活動)表彰。18年、日本高野連育成功労賞受賞。著書に「『甲子園の心を求めて』と私」(20年)。
はじめに…P2
第1章 佐藤道輔先生の教えから 東大和での経験…P11
「甲子園の心を求めて」と私/壮絶なノック/おにぎりの話/ランニングと全員野球/フェアプレーとは/ボール1ダース/ラグビー部監督の涙/新入生をどう迎えるか
第2章 一からのチーム作り 都立府中工での経験…P31
東大和の監督をやめた後/グラウンドに誰もいない/トスバッティングも当たらない/東大和OBをコーチに/たった9人の新チーム/飛躍の時/ブロック予選会場校に/初のブロック代表に/高江洲の投手コンバート/成長/ドラフトの日/秋の大会都ベスト8になるが……
第3章 片倉高校へ…P61
片倉高、最初のチームのこと/後藤凌汰のこと/2011年夏の大会 対東大和/転入生 金井貴之/夏の大会、西東京ベスト4へ/人としての成長とは—選手の野球ノートより/憎めない選手たち/監督を辞めようと思った時/理想に向けてのチャレンジ、そして勇み足/2023年夏の記録/ある日の練習から/2023年夏大会、対創価戦後の野球ノート/マネージャーOGからもらった2通の手紙
第4章 片倉野球部へようこそ…P111
選手の質問に選手全員で答える/投球フォームの指導/いちばんへただった選手の急成長/筋力トレーニング指導/ヒップホップダンスから考える/とりあえず止めてみた/野球バックの学校名刺繍へのこだわり/試合用ユニフォームのデザイン/チームスローガン「日々成長」
第5章 指導者として今思うこと…P137
野球部のあいさつと礼儀について/野球と笑い/高校野球=坊主頭について/OBが現役を見ると/叱り方の難しさ/昭和の指導法の終焉/選手が練習を休む理由/野球部を辞める選手について/先輩は偉いのか?/真面目でいい子は野球がへたくそ?/父親の技術指導の良し悪し/見逃し三振について/女子マネージャーのこと/審判員と選手と判定と/高校野球と「偏差値」/都立高校野球部の盛衰
第6章 高校野球の監督とは…P207
教員として今までずっと揺れ動いていたこと/野球部の監督という仕事/練習試合/苦情への対応、選手への指導/校内における野球部への視線/定期考査前の勉強も指導/父母会とのおつきあい/指導者が複数の場合はどうか/大会に敗けた夜/母校野球部の同期に会うと/「あなたが監督だから」/一緒に指導してきた顧問、コーチの方々
第7章 選手、生徒、保護者へのメッセージ…P279
「得意になったら終わり」/勉強もおもしろいぞ/力を発揮するためのアドバイス/理解のタイミング/新入部員をどう迎えるか(二、三年部員に向けて)/新入部員の君たちへ/新入生の保護者の方々へ(新入生対象の野球部父母会で)
あとがき…P299