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“私の”東大闘争-駒場解放派の光と影
岩井 哲著
四六判上製/428ページ
定価3500円+税
ISBN-13:978-4806807353
発売日:2019/12/16
**電子書籍あり**
のちに激動の60年代後半、「政治の季節」といわれる1967年春東大に入学。鹿児島から上京したばかりの私にとって駒場キャンパスは眩しいくらいに光り輝いていた。入学早々学生運動の最前線に立ち、67.10・8羽田闘争、東大闘争の全過程、69.10・18日本生産性本部突入ゲリラ戦をその最先頭に立って闘い抜いた。そして、その後長く、暗く続くことになる党派闘争・党内闘争—光が強ければ、影もそのぶん暗くなるのか? 東大闘争とは、党派闘争、党内闘争はどこから生まれ、どこへ放散してきたのか—あれから50年、今鋭く問い、問われる。
この本では、同時代をともに闘った、早稲田の仲間、そして高校生として闘ったお二人にも特別寄稿をいただいた。(本書あとがきより)
目次
第1章 眩しかった東大駒場キャンパス
第2章 東大闘争の全経過
第3章 私にとっての東大闘争とは
第4章 私の七〇年安保闘争 そして熾烈を極めた革マルとの党派闘争
第5章 七〇年安保闘争後の仲間たちの動き—雲散・霧消
第6章 革マルによる中原一氏虐殺
第7章 なにが足りなかったのか?
第8章 「東大闘争の限界」をいかに超えて行くか?〜その後の私の足跡
第9章 東大闘争(全国教育学園闘争)と反安保・政治闘争
第10章 天皇制の問題—「天皇ヒロヒトの戦後犯罪」についての無知
梯明秀・黒田寛一=「場所的立場論」&「物質的主体性論」の根本的誤謬を突く
特別寄稿
早稲田 激動の一九六〇年代後半 革マルの強権的支配とテロの嵐─郡司幸雄
一、早大革マルの凋落と「他党派解体路線」
二、早稲田大学総長選挙反対闘争(一九六八・四〜一九六八・五)
三、70年安保政治決戦と早大文連・早稲田祭実行委員会乗っ取り
六〇年代後半 教育学園闘争としての高校生運動─鳥羽幹雄
一、高校生運動の記録(都立文京高校の場合)
二、暴力の魅力と問題点
あとがき
●解放派に関する組織、事項について若干の説明(編集部)