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世界史から見たロシア革命-世界を揺るがした一〇〇年間
世界史から見たロシア革命-世界を揺るがした一〇〇年間
著者:江田憲治・中村勝己・森田成也
46判上製 224ページ
定価2300円+税
ISBN-13:978-4806807162
発売日:2018/7/26
二〇一七年にはこの日本でも多くのシンポジウムや講演会などが企画されたが、その多くは、ロシア革命の世界史的意義を十分に評価したものであるとは言いがたいものだった。むしろ、ロシア革命否定の世界的流れに沿ったものが多かった。本シンポジウムの基本的スタンスはそのようなものとは一線を画す。世界資本主義がますますその暴力的相貌を明らかにしている今日、ロシア革命の世界史的意義を改めて見直し、その生きた教訓を汲みつくすことは、二一世紀に生きるわれわれの義務であると考える。本書がその一助になれば幸いである。(本書の出版にあたってより)
【目次】
本書の出版にあたって 006
開会あいさつ 山本大(トロツキー研究所) 008
報告1 : 世界革命としてのロシア革命―ヨーロッパ、ロシア、アジア 森田成也 012
報告2 : ロシア革命一〇〇年を考える
―カウツキー論争・グラムシ・憲法制定権力の視点から 中村勝己 092
コメント1 : 二一世紀におけるマルクス主義とロシア革命の教訓 湯川順夫 130
報告3 :ロシア革命論はいかに継承されたのか―中国・陳独秀を中心に 江田憲治 140
コメント2 : 王凡西の永続革命論と陳独秀の民主思想 長堀祐造 210
閉会あいさつ 国富建治(アジア連帯講座) 221