ホーム > 書籍一覧 > 2021 > 令和日本の金融システム-リカレント講座
令和日本の金融システム-リカレント講座
著者 西垣 鳴人(にしがき なるんと)
A5判上製/268ページ
定価3200円+税
ISBN-13:9784806807483 C3033
発売日:2021年4月19日
著者
西垣 鳴人(にしがき なるんと)
名城大学経営学部国際経営学科 教授
名古屋大学博士(経済学)
【著 書】
『ディレギュレーション時代の公的金融』御茶の水書房
『ポストバンク改革の国際比較』柘植書房新社
『入門テキスト 現代韓国経済』(李 允福と共著)柘植書房新社
その他,内外の金融システムに関する論文多数
リカレント教育(recurrent education)とは一般に社会人になってからの再学習のための教育のことを指します。……
本書は,社会人に学び直しのために読んでもらうことを念頭に置いた「日本の金融システム」をテーマにした書物です。社会的常識があれば専門的な予備知識は不要で,できるだけ幅広い層に理解して貰えるように努めています。(はしがきより)
【目次】
はしがき
序章 日本の金融システム眺望
1 金融システムの基本枠組み 2 日本で活動する金融機関 3 日本金融システムの成立 4 現代システムへの道程
第1章 直接金融;証券取引のシステム
1 はじめに 2 金融市場と証券市場 3 株式の発行と流通 4 債券の発行と流通 5 証券業務について 6 証券取引所につい 7 日本の証券業; 歴史と現状
第2章 間接金融;金融仲介のシステム
1 はじめに 2 金融仲介(間接金融)の意義 3 銀行の基本機能と業務 4 銀行が直面する諸リスク 5 銀行の債権管理 6 積極的な金融仲介を目指して
第3章 市場型間接金融と保険
1 はじめに 2 信託と投資信託 3 証券化(資産流動化)について 4 保険とは何か 5 保険の構造 6 保険契約と保険商品 7 保険事業の経営形態
補論A 仕組みを持った金融取引
1 信用取引について 2 現先取引とレポ取引 3 先物とオプション 4 スワップ取引について
第4章 中央銀行と決済システム
1 はじめに 2 中央銀行の役割 3 中央銀行の位置付けと日本銀行 4 現金決済と振替決済 5 行内振替と銀行間振替 6 クレジットカード決済
第5章 システムのコントロール1;金融政策 金融政策は機能してきたのか?
1 はじめに 2 伝統的な金融政策の枠組み 3 非伝統的な金融政策へ 4 異次元緩和とアベノミクスの検証
補論B 金融政策についての諸論
1 フォワードガイダンスの基礎となる理論 2 インフ理論とデフレ理論 3 フィリップス曲線とインフレ目標
第6章 システムのコントロール2;プルーデンス政策
1 はじめに 2 競争制限から競争前提の規制へ 3 バーゼル規制 ― 試行錯誤30年 ― 4 事後的プルーデンス政策 5 日本の金融行政の担い手 6 金融行政の移り変り
第7章 日本の公助金融と共助金融
1 はじめに 2 財投システム成立まで 3 政府系金融に期待された役割と批判 4 財投改革と現代の政府金融 5 現代の共助金融とSDGs 6 情報技術 と SDGs金融
第8章 海外進出の上げ潮と引き潮
1 はじめに 2 戦前から1970年代までの海外進出 3 上げ潮から引き潮へ;80~90年代 4 21世紀 メガバンクの海外再進出 5 地域金融機関の海外進出/再進出 6 21世紀 日系証券の海外進出 7 外資系金融の日本での活動
文献案内
索 引