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震災を問う 生きるいのちのメッセージ 高ヒット

書名:震災を問う 生きるいのちのメッセージ

副題:演劇表現を通して

著者:松本 由隆

46判上製/202ページ

定価2000円+税

ISBN-13:9784806807506

発売日:2021年8月11日

 

著 者:松本 由隆(まつもと ゆたか)

1953年生まれ。松江市出身。

明星大学人文学部心理教育学科卒業。紀伊國屋書店勤務を経て現在、東京都公立学校教員。

「変わる就労 労働運動から見た障がい者解放の視座」「季刊福祉労働」43号(現代書館)、「技術と人間」(月刊誌、技術と人間)にルポを7年間掲載、「書店メディアと天皇制」「週刊読書人」(読書人)、「ちびくろサンボと悪魔の詩の諸相」(図書館問題を考える会)『市民自治と市民防災 〜阪神・淡路大震災から見えてくるもの〜』(柘植書房新社)

「教育実践報告『震災を問う 演劇表現を通して考えたこと、考えさせられたこと』

教育特別賞受賞〔日本教育弘済会 個人部門 2019年〕

 

 

4年生が演じる震災劇が学校公開の道徳の授業として行なわれ、教室が保護者で一杯になったことも驚きだった。松本さんとしては〝命のメッセージ〟をこめて原発事故まで視野に入れた内容にしたかったが、子どもたちと話し合った結果、断念している。子どもたちを尊重し、共に作りあげていくアクティブ・ラーニングの理想の姿がここにあると感じた。

楢崎茂彌(立川市社会教育委員・立川市史編さん副委員長)

 

東日本大震災から10年の節目に、この本が出版されることは、風化させない、伝え続けていくために、大きな意味があると思う。特に心のしなやかな子どもたちがいる教育現場で日々、活動されている先生方に手にとっていただきたいと願っている。

坂本比呂実

 

【主な内容】
第1部 演劇作りとは

第一章 演劇表現するとは、そもそも何かを問う〜問題意識を育む授業の始まり〜震災を忘れないために
東日本大震災の甚大な被害を通して
震災点描 一人ひとりの語り
第二章 演劇からの被災地への向き合い方演劇表現とは……!? 
被災地と非被災地との関係の創造とは
総じて、演劇とは何か……!? 〜非日常の体験から日常の生活に根を下ろす〜
ボランティア委員会 6月21日(木)発表台本
第三章 震災と戦争の問題がアクティブラーニングの視点に〜荒涼とした風景と焦土と化した風景の近さ〜
震災から捉える風景は戦争の風景と同じ
アクティブラーニング(主体的、対話的で深い学び)が演劇表現に厚みをもたらす
第四章 いのちのメッセージ〜震災劇を行う前の道徳の授業〜
演劇を表現するうえでの授業 2018年度(平成31年度)の震災劇を行う前に
第五章 震災劇を行うにあたって
道徳としての知っておくべきこと、問題意識を培う中で事前の学習を通して
震災劇を創るにあたって
生きる〜自然の営みとしての、いのちの道のり そして、いのちのメッセージ
震災と災害の物語〜稲むらの火から東日本大震災までの昔、そして今〜

第2部 被災地への眼差しと被災地への想い
第六章 地域の青少年育成会での講演会
「東日本大震災の八年の今」
第七章 震災劇を通して考えたこと
阪神・淡路大震災を問う
第八章 演劇表現を通して子どもたちに何を学ばせるか
「津波てんでんこ」と碑
戦争のリアルとは何か
4年生 群読 戦争と平和
平和のリアルとは何か
いろいろな防災─生活に生かす防災たいさく

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