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書名:図説 史料に基づく釣魚(尖閣)諸島問題の解決
副題:……敵対的領土ナショナリズムの克服
著者:久保井規夫
A5並製/カラー4頁/モノクロ220頁
定価2800円+税
ISBN-13:9784806807667
発売日:2023年7月20日
領有権や排他的経済水域の決定で主張がぶつかろうとも、両国間で善隣友好の信頼関係があれば、入会いの暫定漁業水域や、共同管理・事業など知恵を出し合い、実施していくことができるであろう。尖閣(釣魚)諸島の領有権の決着については、なにも急ぐことはない。押しつけでなく、主体的に相互理解ができるまで、歴史的事実を明確にして検証することが大切である。そして、現実的に、日中両国の間で相互に合意できることから、相互に理解できることから始めればよい。
しかし、「台湾有事」などと、日米安保体制(米国追随)によって、覇権を求める米国の戦争に加担してはならない。もちろん、軍事的軋轢や武力紛争などは、善隣友好を基盤とする平和外交を進める限り、無縁となる。信頼関係を堅持して、隣国の尊厳を守り、誠心の交わりを成し、和を以て貴しと為す。国境を超える真理である。(本書より)
【主な内容】
Ⅰ.<初めに>日中衝突の危惧を煽られる尖閣(釣魚)諸島問題
Ⅱ.政府見解・教科書は対立の領土ナショナリズムを煽る
Ⅲ.歴史的に、領有権は中国に正義がある
Ⅳ.釣魚=尖閣諸島の開拓と日本の実効支配
Ⅴ.石油埋蔵発表で領有権・採掘権が焦点化
Ⅵ.在日米軍の戦略管轄区域と沖縄返還
Ⅶ.日中間で、棚上げ(領有権帰結は留保)の公約
Ⅷ.敵対的領土ナショナリズムを克服しょう
Ⅸ.国際的に理解を得る領土紛争の解決を
Ⅹ.<提言>解決への道を拓くために
Ⅺ.善隣友好を礎に、領土(境界)問題を解決しよう