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単行本(ソフトカバー): 224ページ
言語: 日本語
ISBN-10: 4806806455
ISBN-13: 9784806806455
発売日: 2013/4/4
1700円+税
門野/晴子
1937年東京生まれ。ノンフィクション作家。1980年から学校教育と子ども問題、1991年から老親介護・老人福祉の問題で執筆・講演活動
私はその昔『性教育Q&A』(朝日文庫)を中・高校生を対象に出版し、大学生に一番売れたと聞いて自信を持ったが、今思えば、いわゆる健常児・者のための性教育だった。
北欧から出発したヒューマン・セクシュアリティ(=ジェンダーフリー)は健常児と障がい児に伝えるのに何がどう違うのか、あるいは後者のためには前者に何を加えるべきなのか、私には〝ガラスの天井〟の思いがする。つまり透明で見えてはいるのだが、実際には手でつかめないもどかしさがあるからだ。
……
本書Part6の米・エルサリート・ハイスクールはモデル視されるような特別な高校でも教師でもなく、ごく普通の公立高校である。カリフォルニア州のごく当たり前の高校で、スペシャル・エデュケーションの教室と、全校生徒対象の保健室とでこれだけの内容が、というところにご注目いただきたいと願う。
Part 1 謝りだおして生きてきた
■バッシングの言葉■
夫(元夫を含む)から/祖父母、親戚から/隣近所、地域から/保育園・幼稚園から/小・中・高校から/専門家、行政、社会から/学童保育から(障がい児を受け入れてほしいとの要望に匿名でアンケートを取ったら)
■Kさんとの出会い■
「謝りだおして生きてきました」という文言に釘付けに/夫のD・Vから逃れて
Part 2 父親も戸惑う思春期
お父さんの困惑/仲間ができにくい父親/男の子の性教育は父親?/弾圧された日本の性教育
Part 3 子どもは現代のカナリヤ
エリートから農業へ・82/畑で育った〝星の王子様〟/子どもの成長に合わせた性教育
Part 4 何も変わっていない学校現場
こっそりなら教えていい性教育/暴力教師を止められない管理職/支援しない支援/公共の場へ行けない障がい母子/親ができる療育はたくさんある
Part 5 学校でセクシャル・アビューズをされた少年
アメリカが大嫌いな日本人/労働組合が守った「加害」者/犯罪に国境はない
Part 6 エルサリート・ハイスクールで
性教育は必要に迫られて/常に静かに落ち着いている教師/いろいろな子どもがいる理想の教室/性衝動のコントロール/病院のようなヘルスクリニック/許可をえてからからだに触るドクター
SEX, COMMUNICATION AND RESPECT
Part 7 どっこい、性教育は生きている
大学の先生と話したかった日本の教育/地域の中に「ホストセンター」を/見えないことは思わない/ギフティッド・チャイルド・パーソン
Part 8 まとめ
発達障がい対策の予算アップを請願する署名運動、1万832名集まりました