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みんないっしょに生きようよ─ひまわり教室の歩み50年 高ヒット

書名:みんないっしょに生きようよ─ひまわり教室の歩み50年

編著:徳田 茂

46判並製304頁

定価2000円+税

ISBN-13:9784806807780 C0037

発売日:2025年2月7日(予定)

 

害が重いという理由であちこちで断られた子どもたちを受け止めてひまわり教室を開いたのは、一九七四年六月のことです。あれから五〇年という年月が経ちました。
数年前から、五〇周年という節目の年に、縁のある方々に文章を寄せていただき、一冊の本を編んでおこうと考えていました。その五〇周年の年が明けた日の夕方、能登でマグニチュード七・六、最大震度七という大地震が発生しました。私は能登が大好きでよく車を走らせ、輪島の朝市にも何度も足を運びました。その能登が大地震と大火事で無残な姿に変わりました。そんな能登の惨状から目をそらして本作りを進める気になれず、まずは能登の障害者支援事業所の人たちを応援しようと、大阪に事務局がある認定NPO法人「ゆめ風基金」の力を借りながら、必要な物資を届けたり商品販売を手伝ったりと、微力を注いできました。
そんなこともあって本作りは大幅に遅れましたが、なんとか出版にまでこぎつけることができました。(はじめに)

 

徳田 茂(とくだ・しげる)
1947 年 現在の石川県金沢市に生まれる。
1970 年 金沢大学法文学部文学科(心理学専攻)卒業。
石川県と滋賀県の障害児・者の入所施設勤務。
1974 年 障害児通園施設「ひまわり教室」を金沢市内に開設。2011 年3 月まで代表。
1978 年 他の障害児の親たちと,「松任・石川障害児の暮らしと教育を考える会(現在の「白山・野々市つながりの会」)を結成。
2001 年 「障害児を普通学校へ・全国連絡会」代表に(2014 年まで)。
現 在 「白山・野々市つながりの会」代表。
「障害児を普通学校へ・全国連絡会」運営委員。
主 著 『知行とともに―ダウン症児の父親の記』川島書店,1994 年。
『いっしょに生きるってすてきだな─石川・ひまわり教室の20年』(編著)柘植書房、1994年。
『子育ては自分育て』青樹社,1996 年。
『特別支援教育を超えて―「個別支援」ではなく生き合う教育を』(編著),現代書館,2007 年。
『共に生き、共に育つ』ミネルヴァ書房,2019 年。

 

 

【主な内容】

はじめに 徳田 茂
第Ⅰ部 自分を問いながら共に生きる
「子どもを大事にする」在り方と関わり方 徳田 茂
大切なものとの出会いを重ねて 満仁﨑 信世
共に歩んできた道のり 三嶋 亜妃
ひまわりに入って 米山 豊
障害のある人たちとの関わりを振り返って 林田 孝一
第Ⅱ部 障害のあるわが子と地域で生きる
智生の母になって―障害のある息子との地域での歩み 北野 美恵子
自分と向き合い、愛絆と生きる 藤本(旧姓・酒井) 美耶子
地域で共に生きる 中塚 沙知子
十護と過ごした日々で気づかせてもらったこと 岡野 有由美
第Ⅲ部 ひまわり教室とつながって
障害のある子どものアドボカシー 堀 正嗣
ひまわり教室と出会って 柚木 光
ひまわりの花は咲き続ける 吉田 詩弓
ひまわり教室に出会い、実感し学んできたこと 堀 智晴
おわりに 徳田 茂

 

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