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書名:ネオ・トランプ革命の深層
サブ:「騙す人」を炙り出す「壊す人」
著 者:塩原俊彦
46版並製398頁
ISBN-13:9784806807858 C0030
定価2800円+税
発売日:2025年9月5日
反骨の知の巨人が、主流メディアのウクライナ報道の嘘、米国による他国への「民主化支援」の虚実、LGPTQ+支援に対するスポンサー離れなどトランプ新政権の矢継ぎ早の改革によって暴露されつつある最新の事実を読み解く。
■著者 塩原俊彦(しおばら としひこ)
1956年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。学術博士。評論家。
《主な著書》
【ウクライナ】
『ウクライナ戦争をどうみるか』(花伝社、2023)、『復讐としてのウクライナ戦争』(社会評論社、2022)『ウクライナ3.0』(同、2022)、『ウクライナ2.0』(同、2015)、『ウクライナ・ゲート』(同、2014)
【ロシア】
『プーチン3.0』(社会評論社、2022)、『プーチン露大統領とその仲間たち』(同、2016)、『プーチン2.0』(東洋書店、2012)、『「軍事大国」ロシアの虚実』(岩波書店、2009)、『ネオ KGB 帝国:ロシアの闇に迫る』(東洋書店、2008)、『ロシア経済の真実』(東洋経済新報社、2005)、『現代ロシアの経済構造』(慶應義塾大学出版会、2004)、『ロシアの軍需産業』(岩波新書、2003)などがある。
【エネルギー】
『核なき世界論』(東洋書店、2010)、『パイプラインの政治経済学』(法政大学出版局、2007)などがある。
【権力】
『なぜ「官僚」は腐敗するのか』(潮出版社、2018)、『官僚の世界史:腐敗の構造』(社会評論社、2016)、『民意と政治の断絶はなぜ起きた:官僚支配の民主主義』(ポプラ社、2016)、Anti-Corruption Policies(Maruzen Planet、2013)などがある。
【サイバー空間】
『サイバー空間における覇権争奪:個人・国家・産業・法規制のゆくえ』(社会評論社、2019)がある。
【地政学】
『知られざる地政学』(上下巻、社会評論社、2023)。
『帝国主義アメリカの野望』(社会評論社、2024)(2024年度岡倉天心記念賞受賞)
【目次】
まえがき
第一章 ネオ・トランプ革命を探る
ネオ・トランプ革命の全体像/短期的な観点からの復讐・報復/中長期的観点からの変革/トランプ外交/就任日に出した大統領令
第二章 芸術の政治化
ケネディ舞台芸術センター/狙われるブルータリズム
第三章 言語の政治化
言葉狩り/消えたDEI/米国の公用語としての英語指定
第四章 科学の政治化
科学の政治化をめぐる基礎知識/狙われる国立衛生研究所/ロバート・F・ケネディ・ジュニアの保健福祉長官就任/AI規制
第五章 トランプ関税
いわゆる「相互関税」/各国別適用について/関税をめぐる考察
第六章 ウクライナ戦争の停戦・和平
恥ずべきマスメディア/露骨にウクライナの味方をするオールドメディア/恥ずべき学者/恥ずべき政治家
第七章 鉱物資源をめぐる争奪戦
ロシアの天然資源を窃盗した米国/ウクライナ/グリーンランド
第八章 リベラルデモクラシーという「仮面」
リベラル派の矛盾/USAIDとNED/民主主義の虚妄
第九章 復讐・報復
恨み骨髄の「盗まれた選挙」/先制恩赦/「法の支配」への挑戦/復讐・報復をどう考えるか
第十章 新しい地政学的地平
揺らぐ「国家の安全保障」/日本への問いかけ
あとがき