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小説ハガーニャの風
書名:小説ハガーニャの風
著者:ハル・ニケイドロフ
46判並製232頁
ISBN-13:9784806807704 C0093
発売予定日:2024年12月2日
ケニー・カサオカ:笠岡健治、メイ:張梅花(ジャン・メイホア)、悪意と思いやりに富んだこの二人の熟年コンビの行く手に平穏な日々が待っているとは想像できない。彼らの心はいつもハガーニャの風に煽られる。その風は時に荒れた風と化すことだろう。それでも彼らは児戯にふけっている。それは純でもあり、計算された技でもあり、銭の絡んだ慾かもしれない。でもこのことは言えよう、二人は残された人生の最終章を無邪気なまでのいたずら心で生きている、と。彼ら二人の香港グルメ旅が食べ過ぎで没有銭(メイヨウチェン)にならないことを願おう。(本書より)
著者 ハル・ニケイドロフ
1947年生まれ。プロセス・コントロール・エンジニア、ソ連邦歴史研究徒。
グアム島デデド村在住。
訳書『ナディエジュダ・A・ヨッフェ回顧録』『レニングラード日記』(いずれも小社)
【主な内容】
プロローグ…………7
1章 ブラインドデートの夜…………23
2章 メイのパールハーバー…………43
3章 波状攻撃…………57
4章 接近戦…………73
5章 野戦病院…………91
6章 上陸制圧戦…………99
7章 レモングラスの夜…………119
8章 転機…………133
9章 疑惑…………151
10章 奇手…………165
11章 幕間 - インターミッション…………183
12章 緊急外来…………187
13章 港式飲茶…………205
14章 残り香…………221