ホーム > 書籍一覧 > 現代・世界 > 世界銀行ーその隠されたアジェンダ
単行本(ソフトカバー): 312ページ
言語: 日本語
ISBN-10: 4806806447
ISBN-13: 978-4806806448
発売日: 2013/6/25
3200円+税
世界銀行は人々の基本的人権を阻害した。その歴史を通して、世界の民衆に対し非道な振舞いを続けてきた。それだけではない。世界銀行が資金援助するプロジェクトは計り知れぬ環境破壊を生み出してきた。軍事クーデターでも独裁者でも60年以上も融資を続けてきた、そんな国際機関とは…?
目次
献 辞 3
日本語版への序文 4
この本について 8
略語表 10
「開発途上国」(developing countries)をめぐる用語に関する一考察 12
はじめに 16
第1章 ブレトンウッズ機関の設立 25
第2章 世界銀行、その揺籃期(1946〜1962年) 34
第3章 国連と世界銀行の複雑な関係 49
第4章 第二次世界大戦後の状況 ─マーシャル・プランと米国の二国間援助政策 55
第5章 米国の旗の下で 63
第6章 世界銀行・IMFによる独裁者支援 83
第7章 世界銀行とフィリピン(1946〜1990年) 96
第8章 世界銀行によるトルコの独裁体制支援 102
第9章 世界銀行とインドネシア─介入のモデルケース 107
第10章 世界銀行の開発理論 120
第11章 韓国─「奇跡」の正体 133
第12章 債務の罠 157
第13章 債務危機の予兆と世界銀行の対応 169
第14章 メキシコ債務危機と世界銀行 179
第15章 世界銀行とIMF─債権者に奉仕する取り立て屋 186
第16章 バーバー・コナブルとルイス・プレストン 両総裁の時代(1986〜1995年) 207
第17章 愛される総裁、ジェームズ・ウォルフェンソン(1995〜2005年) 213
第18章 21世紀の幕開け─ワシントンでの論争 223
第19章 世界銀行の台所事情 236
第20章 第10代総裁ポール・ウォルフォウィッツ 240
第21章 構造調整とワシントン・コンセンサス ─それはすでに過去のものか? 245
第22章 世界銀行と人権 253
第23章 世界銀行の無罪放免に終止符を打つとき 265
第24章 世界銀行に対する告発状 270
付録:世界銀行グループ・ファクトシート 274
用語集 282
訳者あとがき 296
参考文献 302