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トロツキー研究73号(最終号) 高ヒット

トロツキー研究73号(最終号)

トロツキー研究所 (著)

46判並製 336ページ

定価:2500円+税

ISBN-13:978-4806807278

発売日:2019/3/26

 

トロツキー研究所閉鎖のごあいさつ

本誌71 号と72 号でお知らせしましたように、本号(73 号)をもってトロツキー研究所を閉鎖します。当初は2018 年中の閉鎖を予定していましたが、最終号の編集に時間がかかったため、2019 年春でもって閉鎖となります。閉鎖に至った事情についてはすでにお伝えしたとおりです。  研究所が設立されたのは1991 年5 月。1989 年にベルリンの壁が崩壊し、ゴルバチョフ下のソ連がその最後の局面に突入していた激動の時期に誕生しました。しかし、スターリニズムとは異なる「人間の顔をした社会主義」を目指す人々の期待に反して、東欧ソ連の崩壊はこの地域での資本主義復活へと行き着き、それに伴って、先進資本主義諸国でも新自由主義が席巻し、労働者人民が長い闘いの中で勝ち取って来た権利や成果がしだいに奪われていくようになりました。ソ連東欧の官僚体制を生み出したものは、スターリニズムではなくレーニン主義ないしマルクス主義そのものであるとの認識が広がり、レーニンやトロツキーとスターリンとの間に根本的な違いはないとされ、マルクス主義は全体主義の思想であるとする「常識」が支配的になりました。  トロツキー研究所は、こうした流れに抗して、トロツキーをはじめとする20 世紀マルクス主義の偉大な遺産を発掘・紹介・研究し、その豊かさと生命力とを明らかにしてきました。この点でトロツキー研究所は一定の貢献をなすことができたと自負しています。しかしながら、時代の大きな潮流に抗しきれず、ここに28 年間の歴史を閉じることになりました。非常に残念なことですが、私たちは今後とも、この研究所での蓄積と経験を生かして、トロツキーをはじめとする変革思想の歴史的連続性を維持し発展させていく所存です。  閉鎖をお知らせして以降、多くの会員や定期購読者の方から、閉鎖を惜しむ声や慰労の言葉が数多く届き、多くのカンパも寄せられました。あらためて、28 年間にわたるみなさまの温かいご支援、ご協力に感謝します。長い間、本当にありがとうございました。

2019 年3 月10 日  トロツキー研究所事務局一同

 

 

(目次) 〈特集1〉トロツキー研究所の閉鎖によせて 

研究所事務局「実現されなかった特集案」6/西川伸一「日本におけるトロツキー研究の金字塔」11/森川辰文「避けて通れぬ参照点」15/長堀祐造「思い出すことなど」18/早野一「『トロツキー研究』は、かつて在り、いま在り、今後も在る!」21/松下知「『トロツキー研究』発行・制作の思い出」26/国富建治「コミンテルンの苦難を追体験する思い」28/宮下武美「トロツキーとグラムシの出会いの発見」30/志田昇「トロツキー研究所の残したもの」32/山本ひろし「トロツキー研究所閉鎖にあたっての雑感」35/西島栄「一つの時代の終わり」38/湯川順夫「研究所を閉じるにあたって」41

〈特集2〉ロシア革命一〇〇周年(下)――新たな上げ潮から10月蜂起まで………………………47

〈特集解題〉 西島栄 (民主主義会議) トロツキー「釈放後の最初の演説」(付録 決議)(9月9日) 68

トロツキー「二つの道」(9月11日) 75

トロツキー「民主主義会議におけるボリシェヴィキの第1の声明」(9月18日) 79

トロツキー「ブルジョアジーとの協調か人民との協調か」(付録 決議) 87 トロツキー「民主主義会議におけるボリシェヴィキの第2の声明」(9月22日) 96

(ソヴィエトのボリシェヴィキ化と予備議会)

トロツキー「ペトログラード・ソヴィエト議長就任の第一声」(9月25日) 99

トロツキー「真の革命的権力に向けて」(付録 決議)(9月25日) 101

トロツキー「ソヴィエト大会を召集せよ」(9月26 日) 108

トロツキー「兵士部会における演説と決議」(10月6日) 110

トロツキー「予備議会からの離脱」(10月7日) 112

トロツキー「権力のための直接的闘争に向けて」(付録 決議)(10月9日) 116

トロツキー「守備隊の移動に関する決議」(10月9日) 121

トロツキー「憲法制定議会の召集を保障するのは何か」(10月10日) 123

(北部地域ソヴィエト大会と蜂起の準備)

トロツキー「北部地域ソヴィエト大会へのあいさつ」(10月11日) 126

トロツキー「言葉の時期は終わった」(付録 決議)(10月12日) 130

トロツキー「軍事革命委員会に関する演説」(10月16日) 138

トロツキー「ペトログラードの危機と平和のための闘争」(10月17日) 142

トロツキー「ポグロムの煽動」(10月18日) 149

トロツキー「プロレタリアートは権力を取らなければならない」(付録 決議)(10月18 日) 152

トロツキー「『決起』をめぐる噂について」(10月18日) 161

トロツキー「連隊委員会拡大会議での報告と決議」(10月21日) 164

トロツキー「兄弟たるコサックへ」(10月21日) 167

トロツキー「軍事革命委員会からペトログラード守備隊へ」(10月22日) 171

(蜂起前夜)

トロツキー「ペトログラード・ソヴィエトから前線へ」(10月23日) 173

トロツキー「軍事革命委員会に関する報告と決議」(10月23日) 179

トロツキー「軍事革命委員会からペトログラードの市民へ」(10月23日) 181

トロツキー「全ロシア・ソヴィエト大会代議員に訴える」(10月24日) 183

(10月蜂起)

トロツキー「反革命の攻撃に備えよ」(10月24日) 186

トロツキー「臨時政府は打倒された」(10月25日) 192

トロツキー「十月蜂起に関する決議と電報」(10月25日) 196

トロツキー「躊躇の時期は終わった」(10月29日) 199

トロツキー「最初の反革命陰謀は粉砕された」(10月29日) 206

トロツキー「軍事革命委員会からペトログラード守備隊へ」(10月30日) 208

トロツキー「前線の状況について」(10月30日) 210

トロツキー「ケレンスキーの部隊は撃退された」(10月31日) 214

(付録) トロツキー「ヨッフェ著『メンシェヴィズムの崩壊』への序文」(1917年半ば) 216

トロツキー「ロシアの歴史的発展の特殊性について」(1922年6月28日) 223 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ストゥーチェ「マンデル伝」(10)……………………………………………………………………………………………………… 第10章 先送りされた革命 249 第11 章 社会主義か死か 300 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

〈トロツキー研究バックナンバーについて〉

41号より73号までは、在庫があります。それ以前のものは、問い合わせ下さるようお願いします。

 

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