ホーム  > 書籍一覧  > 新刊  > インドの代理母たち

インドの代理母たち
インドの代理母たち
インドの代理母たち

著者:ギーター・アラヴァムダン(Gita Aravamudan)

原題:Baby Makers

訳者:鳥居 千代香(とりい ちよか)

46判並製 256ページ

ISBN-13:978-4806807087

発売日:2018/4/3

定価2300円+税

 

本書にも登場しますが、不妊に悩む日本人夫婦もインドの代理母と切り離せません。特に外交問題、国際問題にまで発展し、世界中のマスコミから注目を集めたのが本書の第4章に詳しい「女児マンジの問題」です。
日本人夫婦は前もって二人が離婚した場合、夫が子供の面倒をみるという条項を入れて契約書を作り、夫の精子と匿名のドナーの卵子を使い代理母が妊娠。しかしこの夫婦は女児が生まれる一ヶ月前に離婚してしまいました。二〇〇八年七月二十五日に生まれたインド名をマンジと名づけられた女児はインドから出国できなくなってしまいました。インドの法律で女児は母親がだれもいないことになり(インドでは離婚して独身になった男性は親権を持てない)、インド国籍が取得できないため無国籍状態となってしまったのです。旅券も得られないため、父親が日本に連れて帰れない状況になり、この問題はインドの最高裁判所まで持ち込まれました。人権団体からは人身売買だと批判されました。最終的にはインド政府が人道的な判断から初めての特例で、女児に対し渡航許可書を発行し、無国籍状態のまま出国を認めてくれ、日本政府からも女児の入国が認められ、同年十一月二日に無事日本に入国しました。

【目次】
序 文 9
第1章 はじまり    13
二〇一一年十二月 アメリカ ニュージャージー州 14
インド バンガロール(ベンガルール) 21
ネパール カトマンドゥー 30
インド ムンバイ 36
インド グジャラート州アーナンド 40
インド チェンナイ 46

第2章 アメリカでの代理母の先駆者たち    59
エピソード1 エリザベス・ケイン&ベビーM事件 60

第3章 第一歩    73
二〇一二年三月 インド ハイダラーバード 74
インド バンガロール(ベンガルール) 83
インド ムンバイ 92
インド グジャラート州アーナンド 100
インド ニューデリー 104

第4章 だれの赤ちゃん?    113
エピソード2 女児マンジの問題 114
生殖ツーリズム 120

第5章 ちょっとした問題    123
二〇一二年六月 アメリカ ニュージャージー州 124
インド バンガロール(ベンガルール) 128
インド ムンバイ 141
インド グジャラート州アーナンド 147
DNAテスト 代理出産の場合 156
イギリス ロンドン 157

第6章 空想科学小説のシナリオ    167
エピソード3 授精卵のゆくえ 168

第7章 クライマックス    175
二〇一二年九月 アメリカ ニュージャージー州 176
インド バンガロール(ベンガルール) 178
インド ムンバイ 182
インド グジャラート州アーナンド 192
インド チェンナイ 197

第8章 法律の有無    203
エピソード4 インドの魅力 204

第9章 結 末    211
二〇一二年一二月 インド ハイダラーバード 212
インド バンガロール(ベンガルール) 216
インド ムンバイ 221
インド グジャラート州アーナンド 224
イギリス ロンドン 226

第10章 処女の出産と子宮バンク    229
エピソード5 新しい時代 230

結びのことば 236

カテゴリ内ページ移動 ( 11  件):     1 ..  3  4  5  6  7  8  9  .. 11