アミルカル・カブラル─アフリカ革命のアウラ

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商品コード: 978-4806807254

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  1. 現代/世界
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【目次】

はしがき 7

序 章 アミルカル・カブラルと現代 11
一 カブラル・カ・ムリ――カブラルは死なず―― 12/二 カブラル以後の、緊迫する世界情勢 14/三 カブラル思想の衝撃 20

第1章 カブラルとアフリカ革命 29
一 「まぎれもない人間」として 30/二 二つの革命――ギニアとポルトガル 33/三 〔ひとりのアフリカ人〕として 37/四 民族解放闘争の組織化 43/五 新しい社会の基盤=解放区 48/六 フラッグ・インディペンデンスをこえて 53/七 解放闘争と文化 57/八 カブラルと我々 61

第2章 〔プロムナード討論〕アミルカル・カブラルのアフリカ革命論 65
〈プロムナード討論1〉 66/〈プロムナード討論2〉 80/〈プロムナード討論3〉 84/〈プロムナード討論4〉 92

第3章 カブラルのデクラッセ論とギニアビサウの現実 101
一 カブラルのデクラッセ論 102/二 ギニアビサウのアフリカ的現実 106/三 デクラッセと革命 113

第4章 カブラルのプチ・ブルジョア論とアフリカ文化 125
一 〔絶対的文化〕の奪回――精神の再アフリカ化 126/二 アフリカのプチ・ブルジョワ政権 131/三 カブラルの革命的プチ・ブルジョワ論 137

第5章 〔精神の再アフリカ化〕を求める抵抗の諸形態 147
一 カブラルは死なず 148/二 カブラルにおける「抵抗」の意味 153/三 アミルカル=カブラル協会のこと 164

第6章 母権と無政府――アフリカ平等主義を考える 169
一 アフリカ平等主義はレトリックか? 170/二 母権的アフリカ社会の問題――民族学者の調査 173/三 無政府的アフリカ社会の問題――社会人類学者の調査 181/四 アフリカの蘇生――それは母権と無政府の復活 186

第7章 ウジャマァ社会主義とクリエンテス資本主義 197
一 アフリカの発展をめぐる二種の主張 198/二 ニエレレのウジャマァ哲学 200/三 ウジャマァ社会主義とクリエンテス資本主義 210/四 シャイン(Schein)としてのウジャマァ哲学 214

補章 1 アフリカ文化とクレオリゼーション 石塚正英 226
1 フレイザーが記録したアフリカ文化 227/2 アフリカン・ディアスポラとクレオリゼーション 229/3 文化の差異に注目するカブラル 232

2 アフリカ直射思考 白石顕二 234
白石顕二について 山本富美子 238

アミルカル・カブラル(一九二四~一九七三年)年譜 241
ポルトガル語圏におけるカブラル研究の新潮流 岸和田仁 254

あとがき 258
初出一覧 260