生産技術と取引関係の国際移転
本書は日本機械工業の競争優位を支える生産技術、そのなかでも量産製品のマザーツールであり、日本では主に中小企業によって製作される金型に焦点をあて、近年急速に現地企業からの調達が進む中国を対象に、その品質や発注側の日系メーカーと受注側の現地金型メーカーとの取引関係について考察したものである。(本書はしがきより)
兼村智也
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際関係学専攻。学術博士。(株)富士総合研究所(現・みずほ総合研究所(株)/みずほ情報総研(株))勤務を経て、現在、松本大学総合経営学部教授