もうひとつの道はある
スペインでも日本でも新自由主義に明日はない。本書は、経済危機を扱うものであると同時に、現在の世界で主流となっている新自由主義の主張の嘘を暴き、不完全な民主主義が悲劇的な結果をもたらすことを警告する。新自由主義陣営の言い訳「オルタナティブはない」に真っ向から反論して、「オルタナティブはある」ことを示す。
ナバロ,ビセンス
政治学者、経営学者。バルセロナのポンペウ・ファブラ大学の政治学・公共政策学教授。アメリカのジョンズ・ホプキンス大学でも教えている。28冊の著書があり、各国語に翻訳されている。国際学術誌で最も頻繁に引用されているスペインの5人の社会科学者の一人である
ロペス,ホアン・トーレス
セビーリャ大学応用経済学教授
エスピノサ,アルベルト・ガルソン
経済学を専攻した統一左翼の国会議員
吾郷健二
西南学院大学名誉教授。1970年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。西南学院大学で長年、世界経済論、発展途上国経済論を講義。2010年定年退職
海老原弘子
神奈川県出身。2000年秋から1年間滞在したスペインのバルセロナで反グローバリゼーション運動を目の当たりにし、2008年からバルセロナ在住で地元企業に勤める